フリーランス看護師として長く活躍するためには、特定の資質が必要です。そこで今回は、フリーランス看護師に求められる資質についてお話しします。基本として重要なのが、自己管理能力です。フリーランス看護師となれば、必然的に自身のスケジュール管理や業務の優先順位付けを自分で行わなければなりません。自己管理能力が高ければ、その分効率的に業務を進めることができるため、患者さんへのケアにも十分な時間を割くことが可能となります。

そして、コミュニケーション能力も非常に大事な要素です。フリーランス看護師は決まった場所に勤務せず、さまざまな現場で働くことになるため、新しいチームや患者さんと円滑な関係を築くことが求められます。そのため、相手の立場に立って物事を考え、言葉を選んで適切に伝える能力が不可欠となります。また、柔軟性も欠かせません。フリーランス看護師は自由度が高い分、予測できない状況によく遭遇するものです。その度に迅速に対応し、臨機応変に対処できる資質がなければ、行き詰まってしまうでしょう。特にフリーランス看護師は、突発的な人員確保で収集されるケースが多くなります。患者さんの急変に応じるようなシーンも多くなるでしょう。そのため、スピーティかつ柔軟な対応ができれば、安心・信頼の看護サービスは提供できないと言っても過言ではないのです。

それに加えて、専門知識を常に更新する意欲も大切です。看護は日々進化しており、最新の医療情報や技術を学び続けることは、質の高いケアを提供するうえで欠かせません。自発的に学習し、専門知識を常に更新することが、患者さんへの最善のケアにつながります。そのほか、ストレス耐性も持っている必要があります。フリーランス看護師は、専門性が高かったり、緊急性が高かったりと難しい現場を任されるケースもあります。そんな中、さまざまな現場に出向いていると、それだけ苦労も多く、ストレスを感じるものです。そのため日頃からストレスをしっかり管理し、ポジティブな姿勢を保てる状態を作っておくことが大事になります。